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「サトコとナダ」マンガとして純粋におもしろいイスラム超入門書

2020年オリンピックに向けて、外国人観光客が年々増えてきていますね。

その中でも特に注目なのが、中東や東南アジアからのイスラム圏のインバンウンド需要

こうした諸国からの観光客が年々増加していますし、結構親日国が多いこともあって、そこを狙って企業側もいろいろな手を打って出ています。

 

そんなイスラム圏の人々を理解するための、おすすめな入門書がこちら。

 

「サトコとナダ」

サトコとナダ 1 (星海社COMICS)[本/雑誌] / ユペチカ/著 西森マリー/監修

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感想(0件)

↓電子書籍版

サトコとナダ1巻【電子書籍】[ ユペチカ ]

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感想(2件)

このマンガは、日本出身の大学生サトコと、サウジアラビア出身のナダが、アメリカの大学に通いながらルームシェアで一緒に暮らし、お互いの文化の違いを感じながらも仲良くやっていく物語なのですが、とにかくおもしろい。

 

その内容については、

宝島社「このマンガがスゴイ!2018」オンナ編 第3位

こんな賞も取っているくらいの、お墨付きのクオリティ。

 

サウジアラビといえば、最近になってやっと女性が車を運転することを認められたことが話題となり、一時期ニュースでも報じられていました。

しかし、それは女性を危険から遠ざけて守るためなのだという根本的な理由があるものだということに衝撃を受けるサトコ。

女性がヒジャブやブルカなどをまとって身体を隠し、オシャレができないことを、女性蔑視、抑圧されたものだと考えていたけれど、それさえも本来は、男性を刺激しないよう、女性自身を守るためのものだと教えられ、徐々に理解を深めていき、いかに今まで知らないままに偏見を持っていたかということを痛感します。

 

イスラム圏との付き合い方

私たちは、知らないものに対して警戒感を持ち、異物を排除するかの如く、その中身を知ろうともしないままに遠ざけることがあります。

それは生き抜くための防衛本能とも言えるものですが、これからは日本が内向きになっていては世界に歯が立たなくなってしまいますし、世界を相手に競争をしていかなければいけない時代になっています。

 

人口16億人を擁するイスラムの世界の理解を深めることで、その奥深い世界とのつながりを持つと同時に、私たちの生活をよりよくしてくれる道もそこにあるような気がします。

 

最近ビジネスで注目されているインドネシアや、タイ、ベトナムなど、また移住先として常に上位にあるマレーシアなど、今まで見向きもされていなかった国が、今では日本と深い関係となって私たちの生活にも大きな影響を与えるようになってきています。

 

他国の文化への理解を深めることは、自分の価値観や知見、世界観を確実に広めてくれるもので、それは将来きっとどこかで役に立つものだと思います。

 

その導入として、はじめの一歩を「サトコとナダ」で体験してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

イスラムについて詳しく知りたい方はこちら。

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